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盛岡冷麺・別辛・大盛@三千里雫石店・雫石町

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写真: 盛岡冷麺・別辛・大盛@三千里雫石店・雫石町

写真: 背脂煮干しそば@たいぢ・岩手県紫波町 写真: 冷やしんちゃん@SINCHAN・盛岡市

焼肉・冷麺 三千里雫石店
  岩手県岩手郡雫石町石橋82-3

 秋田からのお客をあちこち案内しているうちに出先で珍しくお昼になったので、本当は別のお店に行きたかったのだが定休日のためこちらに立ち寄った。
 麺はお決まりの透明感のあるストレートで、太さは盛岡冷麺では標準的な中太といったところ。ツルツル、クニュクニュした食感で、コシが強く簡単には噛み切れない盛岡冷麺の特徴がよく出ている。客席から厨房は見えないが、馬鈴薯澱粉に小麦粉を混ぜてこねた生地を、お湯がグラグラと沸く大鍋に直接押し出して茹でる一般的な作り方だと思われる。盛岡冷麺には欠かせないキムチは、並辛、中辛、特辛、別辛の4段階から選べるので、小鉢に入って提供されるため、最初はキムチを入れずに素のスープを味わうことができる別辛にした。スープには牛骨、牛スネ、丸鶏を使っているそうで旨味は強い。一方で、味付けはあっさり&薄味が多い盛岡冷麺の中では醤油の風味が立つ比較的濃い味に仕上げてあり、ややしょっぱさを感じるのが特徴だ。キムチは一般的なものと異なり冷麺専用のもので、野菜は大根とキャベツのみでニンニクの風味はほぼ感じない。当然、辛味はあるが辛さはそれほどではなく、全量を入れるとスープは地獄ラーメンのように真っ赤になるが汗は額にうっすらと浮く程度。また酸味もあるが、それよりも甘みが目立ちこれはノーサンキューだ。牛チャーシューはすね肉を煮込んだものではないかと思うが、他店のように出し殻ではなく具材用に煮込んでいるようで、牛肉の旨味がしっかりと味わえたのには驚いた。ほかには、甘酢漬けのキュウリ、茹で卵半個に、季節の果物としてスイカが載っていた。
 値段は750円+大盛100円の850円と良心的だし、キムチの甘さが目立つ点を除けば麺もスープも具材も美味しく、かつ、食べやすく、盛岡冷麺に慣れていない域外の方々にもお勧めできる一杯だと思う。

・お気に入り度:○

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