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ワンタン麺+味玉@砂田・豊島区巣鴨

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写真: ワンタン麺+味玉@砂田・豊島区巣鴨

写真: らぁ麺煮玉子@ちとせ・小田原市 写真: レモンラーメン@りんすず食堂・江東区大島

麺創庵(めんそうあん) 砂田
  豊島区巣鴨4-24-6 富士ビル

 昨年の4月、おばあちゃんの原宿として知られる巣鴨地蔵通り商店街のすぐ近くに、白河風中華そばを提供するお店がオープンした。昔住んでいた、福島県が誇るご当地ラーメンである白河ラーメンをモデルにしたということで気にはなっていたが、オープン早々行列ができる人気店になったということで見送っていた。今般のコロナ禍の今なら行き易いかもと思い平日に訪れたところ、11時半の到着で店頭の並びは2人のみと狙い通りだった。券売機で標記の食券を購入(980円+100円)後、店内でもしばらく待ったものの11時45分ごろには着席できた。
 麺は十分に手もみされた平打ちの縮れ麺。幅は6〜8mmくらいだろうか。少し軟らかめの茹で加減だが、それでも十分にモチモチとしていて白河ラーメンらしい食感だ。麺の長さが短めなので、縮れ麺を勢いよく啜ってもスープがそれほど飛び散らないのは有難い。スープは、鶏油由来の鶏の香りが食欲を誘い、口に含めば鶏の旨味がしっかりと味わえる上、思いのほかコク深くどっしりとした味わいだ。醤油の風味はほとんど目立たない。塩加減がちょうどよいことも相まって、鶏の風味と旨味を味わいたくてレンゲを持つ手が止まらない。チャーシューは、白河ラーメンらしく周囲を食紅で染めてあるとともに、しっかりとした燻製香を持つ豚モモの焼き豚が2枚。煮豚と違い旨味がほとんど抜けておらず、これは旨い!ワンタン3個は皮がチュルンとしているところは白河らしいが、親指の爪よりも大きな餡が包んであった。このため豚ミンチたっぷりで、口触りよりも味とボリュームを楽しむタイプだ。味玉は、黄身が流れ出さない程度の半熟で、味が程よく浸み込んでいたもののまあ普通の出来。青菜は小松菜で、その特有の青臭さがスープに慣れ親しんだ舌をリセットするのに最適だった。メンマはジャキっとしたメンマらしい食感で、穏やかだが上質なものだと思わせる特有の発酵臭が感じられた。その他はナルト、風味が素晴らしい焼き海苔と薬味の木口切りネギ。
 白河ラーメンらしいものの、所々にオリジナリティーを感じるよくできたラーメンだった。白河ラーメンで人気のバラ、モモ、カブリ3種のチャーシューが載るチャーシュー麺にもチャレンジして欲しい。

・お気に入り度:〇

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