金目鯛のつけそば@よしかわ西台駅前店・板橋区西台
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寿製麺 よしかわ西台駅前店
板橋区蓮根3-8-14
ラーメンデータベースの最近の人気ランキングで、常時上位に名を連ねるようになったので気になって訪れた。上尾、川越、坂戸と埼玉県内に店舗を展開するお店の4号店で、初の都内進出店とのこと。雨がシトシトと降る平日の11時半にお店に着くと、人気店のはずなのに待ち客はわずか一人だけだった。これはラッキー!少し待っていると店員さんが出てきて、まずは食券を買ってから並び直してくれとのこと。Twitterでこの日の限定メニューとして標記が提供されることを確認していたため、券売機の限定麺1300円のボタンをポチっとな。再度、店頭に並ぶと、しばらくで複数人が食べ終わって退店し、入れ替わりで入店することができた。
麺はエッジがはっきりして透明感のあるストレート中太。北海道産強力系の春よ恋と関東向けの中力系さとのそらという品種の小麦をブレンドして打った自家製麺とのこと。その食感はツルツル、プリプリ、シコシコと申し分ない。淡い醤油色をしたカツオ出汁に浸っているが、このカツオ出汁に塩気はないものの、十分な旨味だけで麺がいくらでも食べられる気がする。さらに言えば、麺の上に敷いてあるアオジソには、キンメダイの切り身とともにカツオの酒盗が載っているので、その酒盗の塩分のおかげでより美味しく麺を啜ることができる。とはいえ、用意されているつけダレを無視するわけにもいかないので、つけダレに麺を潜らせた。つけダレはキンメダイのアラと鶏出汁がベースだそうで、最初は魚の風味が少し鼻に付いたが、すぐに慣れて問題なし。カツオ出汁だけだと上品という感じだったが、つけダレを使うとキンメの煮付けを食べているような趣がある。麺の上には、酢レンコン、オクラ、ラディッシュ、ミョウガ、ミツバといった野菜類も載る。これらは、濃厚な魚出汁に染まった口中をさっぱりとリセットしてくれる嬉しい存在だ。
麺は並盛だと200gとのこと。通常であれば少ないと思える量だが、このメニューには金目ご飯が付く。お茶碗に軽くよそってあるご飯に、やはりキンメダイの切り身とおろしワサビが載っている。ここに残ったつけダレを注いで即席雑炊に。ちょっとしょっぱかったので、麺の丼に入っているカツオ出汁で薄めた。カツオ出汁→カツオ出汁+酒盗→つけダレ→即席雑炊とワンメニューで何種類もの味が楽しめ十分に満足できた一杯だった。
・お気に入り度:〇+
アルバム: 東京のラーメン・その2
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