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酢橘と昆布水の和え冷やし@花山・中野区中野

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写真: 酢橘と昆布水の和え冷やし@花山・中野区中野

写真: 冷やし鶏そば@ようすけ・中野区中野 写真: あごだし冷やしつけ麺@なおじ東陽町店・江東区東陽町

鶏そば煮干そば 花山(はなやま)
  中野区中野3-33-15 中野駅南口KHTビル1階

 ネットで見かけた夏の限定メニューが興味を引いたので訪れた。いくつものブランドでラーメン店を展開する飲食店経営企業のお店の一つ。お店に着いたのは平日の11時半頃で、店内は十分なゆとりがあった。入り口の券売機で表記メニューの食券を発券。900円。
 和え麺と名付けられているが、昆布水つけ麺をそのまま食べられるように工夫したような一杯で、そのため、スープ少なめの冷やしラーメンのような感じがする。麺は薄く褐色を帯びたストレートの中細で、ぱっと見は日本そばに似ている。こちらの鶏そばや煮干しそばまどのレギュラーメニューに使われている麺は菅野製麺所製の全粒粉入り細麺だそうだ。食べた麺には、全粒粉入り麺の特徴である麺肌の粒々は見あたらなかったが、それほど杯数が出ないであろう限定メニューのために麺を別立てで調達するというのも考えづらいので、たぶんレギュラーメニューの麺を流用しているのだと思う。冷水で締めてあるので硬いグミのような食感でなかなか噛み切れないものの、麺の太さが細めであることが救いだ。食感はかなり強めだがすすり心地はよく、風味もそれなりにあって結構好印象の麺だ。その麺が浸っていたスープは、レギュラーメニューのつけ麺に使われる昆布水に醤油ダレを加えて薄めに味付けしたもの。このためトロリとした粘度があるので上手く麺に絡むので、そのまま食べても十分においしい。また、丼の一角には魚介出汁を醤油ダレで味付けしジュレにしたものが盛られている。このジュレを麺と一緒に食べると味変のような効果があって、面白くかつ美味しい。さらに、スダチを薄切りにしたものが10枚ほど載っており、途中でこれを箸で押しつけながら風味をスープに移すと、軽い酸味とさわやかな風味がプラスされ、再度の味変になる。具材は、薄味の醤油味に煮込んだような出汁漬け薄切り豚バラ肉、焼きネギに見える炙ったネギに薬味の花穂紫蘇。
 自分には無縁だが、暑くて食欲が落ちたときでもさっぱりと食べられるように考えられた一杯だと思われ、特に女性の受けは良さそうだ。そのためか、麺量も130g程度と少な目で、健康な成人男子には全く足りないのが玉に瑕だ。

・お気に入り度:〇

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