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麺処 若武者(福島県二本松市)@大つけ麺博
新宿区歌舞伎町2-43 大久保公園
この日の2軒目としてこちらのブースに並ぶ。ここも10人弱しか並んでいる人がいなかった。本店は、福島県の県庁所在地福島市と県下最大都市の郡山市の間にある安達太良山が有名な二本松市にあり、3年前にはつくばエキスプレスの浅草駅すぐそばに支店を出している。本イベントでは本店の味を提供するようなので、福島に住んでいた時は何度も行ったお店なので懐かしくて食べることにした。
麺は福島市にある羽田製麺製のストレート中細。会場中央に設けられた客席まで移動してきて箸を付けた時には、既に少し伸びていて多少モチッとしているかなと思える程度の食感しかなかった。これは残念。もう少し硬めに茹でてもらえればよかった。スープはふくしま三大ブランド鶏と呼ばれる会津地鶏、川俣シャモ、伊達鶏を使った鶏白湯だが、鶏白湯にしてはとろみがなくシャバっとしている。とは言え、旨味は濃厚で鶏の風味もしっかりと感じられる。想像するに、鶏白湯に少量の鶏清湯を加えて濃度を下げたような出来だ。味的には何ら問題はないのだが、鶏白湯というのにとろみがないことに違和感を覚え、何か物足りなく感じてしまう。薬味として木口切りのネギと細かく砕いたフライドオニオンが載っているが、フライドオニオンをスープに混ぜると香ばしさがプラスされ、スープが一段レベルアップしたと感じる。ストレートタイプのバラ肉チャーシューは少し締まっていて、旨味も少し抜け気味だったのは残念。メンマはジャグジャグとした軟らかい食感で特有の発酵臭も感じられるものの、仕入品のような味わいが気になる。
二本松の本店で食べた時はトロンと濃度があるスープだった記憶があるが、その後仕様変更でもあったのだろうか。個人的には、多少くどいがとろみのあるタイプの鶏白湯が好きだ。
・お気に入り度:△+
アルバム: 東京のラーメン・その3
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