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写真: 鶏節と煮干しの冷たいらぁ麺・中盛@yagu-noodle・江東区住吉 写真: 冷やしラーメン@ど・みそKITTEグランシェ店・千代田区東京

麺処 びぎ屋学芸大学駅前本店
  目黒区鷹番2-4-9

 先日のテレビ番組で紹介されていて、興味を引いたのでちょっと調べてみた。それによると、8月2日の月曜日から販売しだしたものの提供は14日の土曜日までとわずか2週間しかチャンスはない。なので、この機会を逃すまいと早速出かけた。平日、この日は最高気温が東京でも35℃に達しようかという灼熱の太陽が照り付けるくそ暑い日にもかかわらず、開店時間の11時半には5人ものおじさんにタッチの差で先を越されたが、何とか1巡目に滑り込むことができた。入り口の券売機で食券を購入する際、メニュー紹介には大盛もできる旨が書かれていたので、並盛の食券1050円と大盛券100円を発券し店員さんに渡した。
 麺はストレートの中細。麺肌の所々に細かな濃褐色の粒々が見えるので、細かく挽いた全粒粉を少量混ぜているようだ。細めの麺なのに相当強い歯応えがあるものの、パスタのアルデンテのように中心部に芯が残る茹で方ではなく、麺全体の密度が高く歯がなかなか入っていかないという感じで、当然、ちょっとやそっとでは噛み切れないくらいコシの強い麺だ。これは好みの問題だろうが、冷たい麺にはコシの強い麺があっていると思う。スープは、一口目にカツオを感じたが、そのあとはユズの香りや柑橘系の爽やかで穏やかな酸味にマスキングされて、それ以上のことは記憶に残っていない。また、白醤油という醤油でもない塩でもない味わいの調味料を使っているので、それに気を取られたのもそれ以上探求できなかった理由の一つだ。とにかく「美味しい〜!」のただ一言。なお、スープに浮く一片の氷も、種も仕掛けもありそうな出汁氷らしいが、食べている限りでは冷たくすること以外の役割は分からなかった。具材も、赤身主体だが旨味が結構濃くてサクッと噛み切れる豚チャー、ホロホロっと崩れる感じだが鶏の旨味がちゃんと残っている鶏モモチャー、小ぶりだが半熟の黄身までしっかりと味が染みていて美味しいと感じる味玉半個、甘めの味付けの普通のメンマと薄味の穂先メンマ、風味のよいバラ海苔、シャキシャキっとして少し辛味が残る斜め乱切り気味の白ネギ、ざく切りのミズナと、どれをとってもきちんと下処理・味付けがしてあり、麺やスープとの相性も素晴らしい。板状の海苔の上には柚子胡椒も盛られていたが、ユズスープにユズの上塗りになってしまい、これだけは効果が認識できなかった。
 体感だが麺量は220gくらいに思え、難なくペロッと完食。こいつは手間のかかった力作だと思う。

・お気に入り度:〇+

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