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ぼりの生姜醤油そば@南部屋路ばた・盛岡市

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写真: ぼりの生姜醤油そば@南部屋路ばた・盛岡市

写真: かもめラーメン味玉のせ・潮味@かもめ食堂・気仙沼市 写真: タンメン@美麓・岩手県雫石町

南部手もみらーめん 南部屋路ばた
  盛岡市上太田岡沼81-4

 10月2日から提供が始まった期間限定メニュー。店主さんのFacebookによれば、来週末の15、16日までは出したいが、それも具材のキノコの調達次第だという。
 ぼりと言われても一般の人は何のことか分からないだろうが、広葉樹の枯れ木や切り株などに群生するナラタケというキノコの地方名だ。地域によってはボリボリとかモダシとか様々な名前で呼ばれており、それだけ人気があるということだろう。特有の風味というものはないが、旨味が強いキノコでぬめりが少しあるため、味噌汁に入れたりサッと茹でてダイコンおろしと和えて食べるのが一般的だ。
 麺は自家製の南部小麦だけで打った幅が4mmほどの平打ち。それを手もみしてある。加水率は40%と高いがシコッとはしておらず、むしろモチモチとした食感だった。平打ち麺なのでスープの持ち上げは良好だ。そのスープは豚骨、丸鶏、ショウガ、昆布、干しシイタケなどから取った清湯に、醤油ダレとチャーシューのつけダレを合わせたものという。香味油は白金豚の背脂に生姜を入れた生姜オイルだそうで、スープを飲むとショウガの風味をほのかに感じる。チャーシューの上に載る生姜と焼き茄子のピューレを溶き込むとショウガ風味が強まるが、ショウガ味にはならない点で好感が持てる。チャーシューは半分位が脂身のバラ肉と、脂身が全くない赤身肉の2種類。後者はロースだろうか。バラ肉は旨味はほとんど感じなかったが脂身の甘さが際立っていた。一方、赤身肉は上品な淡い旨味が感じられ、同じ豚肉なのにこうも違うものかと納得させられた。半個分の味玉は、少しゼリー状になった半熟の黄身がかなり濃厚で美味しかった。その他には焼きナス、ボリボリ、厚めにスライスされたナルト。多めの千切りネギが個性のあるスープによく合っていた。
 気が付けばスープを完飲してしまっていた。いかん、いかん。

・お気に入り度:○+

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