塩ラーメン＠さいじょう・秋田市

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旭川ラーメン　さいじょう：秋田市寺内イサノ44-2

　塩ラーメンが主力の旭川市の人気店さいじょうで修行した店主さんが営むお店。秋田市へ２日間出張することになったので、初日の昼食に選んだ。店主さん一人での営業のためか、店内は雑然としていてメニューも薄汚れており、手が回っていない様子だ。
　麺は旭川ラーメンでは珍しいストレートの中麺。麺肌はツルツルとしているが、やや固めに茹でてあるのでしっかりとした噛み応えがあっていい感じだ。旭川市の須藤製麺工場の麺らしいが、旭川では一般的な低加水麺ではないように思う。スープは醤油色をしているが、口に含んでみると醤油や味噌の風味はなく間違いなく塩味。少ししょっぱいが、それも許容範囲内。魚介の風味がしっかりと感じられ、それを鶏と豚骨の動物系が支えている印象だ。ラードがうっすらと浮いているが、壁に張ってあるメニューを見ると背脂に代えることも可能とのこと。塩ラーメンなら背脂よりもラードの方がふさわしいと思うが、コクはほどよいもののもう少し油を浮かべればメリハリがつくのではないだろうか。チャーシューは分厚くて大きな肩ロース。かなり煮込んであるので軟らかな仕上がりではなく、また、旨味も少し弱い。メンマがたっぷりと入っている。シャキジャクとした中庸な食感で、味付けは普通、特有の発酵臭は弱めだった。
　680円でこの味なら不満は全くない。

・お気に入り度：○

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